小玉ユキ『
月影ベイベ』
(小学館、全9巻、2013〜2017)
ノリのよい関西弁が小気味よかった『
ナッちゃん』に続いて、土地の言葉が印象的なマンガ、『月影ベイベ 』をご紹介します。
富山の伝統行事「
おわら」を題材にした高校生が主人公の青春ストーリーなのですが、おわらの踊りの所作の美しさや、これまで身近に聞く機会がなかった富山の言葉にも味わいを感じます。
「ゆっくりしとられ」と、わが家でも使ったりしています。
おわらを愛する地元の高校生、光
(ひかる)がまた、なかなかにチャーミング。
私の中で、マンガに出てくる魅力的な男の子、3本の指に入ってます。
(あとの二人は、『
宇宙兄弟』の六太と、『
俺物語!!』の砂川となっております。地のよさを感じさせてくれる男の子・勝手にベスト3なのです)